大分県産七島イ・琉球表

七島イ(しちとうい

 大分県の国東地方だけで生産されているカヤツリグサ科という植物で、畳の材料となります。
似ているもので「い草」がありますが、い草の断面は丸いのに対し、七島藺は三角の形をしています。
・七島蘭には、350年の歴史があり、琉球畳は本来、この七島藺を使ったものを言います。

七島藺の畳は非常に丈夫なことから、柔道の畳として利用されてきました。
ただ、七島藺の畳表は、1農家で1日2畳程度しか作れません。
それほど、手間をかけている貴重なものなのです。

『七島藺振興会』様 HPより抜粋

大分県産琉球表は、受注生産ですので、3ヶ月~半年以上お待ち頂く場合もあります!
当地域では、昔から、青表や、やろう表とも呼ばれております。
丸イ草とまた違った、良い香りと、とにかく丈夫な畳表です。
大分産琉球表
大分産七島イ
琉球畳
七島イ
琉球表パンプレット
青表パンプレット
琉球畳の表替えの工程(機械逢着)
七島イ湿し

まずは、畳表が割れない様に、畳床の土台に合わせて折る場所を、水で湿します。

七島イ折り曲げ

湿ったところで、寸法に合わせて、包丁で、イ草を潰していきます。

折り曲げ後

折り目をつけた箇所を、手で折り曲げて、寸法を出します!

七島イかぶせ

畳床(土台)にかぶせて、
逢着していきます。

七島イ平刺し

まず平刺しを逢着してから、
縫い糸を締め直します。

七島イ返し

次に返し縫いをして、さらに框(丈方向)を縫います。
最後に、角を縫い完成です!

琉球畳(縁無し畳)は、畳表が幅広と呼ばれる、京間や関西間サイズよりも大きなサイズの畳表を使う事と、手作業による手間の掛かる工程が多い為、高価になります。
 今回は、表替えですが、わら床の新畳になると、この工程以外に、土台の加工が特殊ですので、建材床の加工よりも、更に、手間暇と時間も掛かり、高価になります。

琉球畳手縫い工程
縁無し畳価格
縁無し畳施工例一覧

大分県産七島イ・琉球表